目じりにはあやしき笑みが表れてうつくしく老いのしのびくるらし ビオラの次のをそろそろ手立てしないと。ということで昨日につづいて花の苗を仕込む。 アトリオンでの西洋骨董展に。ブローチをゲット。アメリカンアンテック。そして日本骨董展でウーロン茶…

窓の外白玉椿雪を着てほころぶ時を昨日今日待つ ] 白玉椿 地エビネ ピンクのマーガレットを１ケース押し付けられたが、どう料理しましょうか。 グリーンへ。ワン１、スコア８９．腰に痛みがある。Ｓさんは腰ベルトをつけながらのプレー。思い通りに行かない…

生え揃う芝の軟さを踏みながら伸びるボールを小気味よく打つ ５月は年中で１番花が多いという。庭も毎日いろいろ楽しませてくれる。庭の数種の牡丹のうち今年絶えたのは、八重桜というお気に入り。しかし他のは時期を違えて咲いている。グリーンへ。サンドイ…

純白の桜草なり口づけの跡を残して白き雨過ぐ ムクゲに絡ませた。こまめな剪定がこの形を維持している。西側の厳しい環境に強靭に毎年花芽を上げる。

ひと房の花にひとふさ万葉に万葉の影藤さかりなり 野にある藤でもこんなのもある。このほうが安心なのに、強烈な方を先に見ているのは感心しない。Why do I do? 刈り込んだ垣根を適当に枝を落として穴だらけにして息がつけた。その足元には手当たりしだいに…

うるわしく濃き藤波が空に立ち老木の精を食い責めんとす ギシギシとにせアカシアを絞めながら藤咲くしたを球児ら走る 野生の藤はどこまで伸びるか。 ヤマオダマキ 近隣のサイクリング道に入ると野趣だらけ。 肩の凝りに注射、右腕のリハビリを整形外科で。

初夏の光がバラの毬となりアーチの向こうフルートうたう ベスビオス火山焦がるる汝が命フライトに耐えナポリへ行かな 寒流社に送稿。７月歌原稿。

雪国の娘（こ）に言うなかれ彼の白き膚（はだえ）ほのかに紅を持つ 崩れんとして自ずから放ちたるひかりは妖しぼうたんと言う

婚解きし夏向かいたる青年の岩手山なり穏しく流る このごろたてつづけに岩手山と付き合っている。なんだか親近感が湧いてきて、古里の山のような気がしてきた。新幹線から。 牡丹・留守中に咲いてしまった。

鳥の目になり車窓より新緑の原生林の梢をわたる 突然に白き谷川あらわれて白き架け橋１軒家あり 白い川と白い橋、白い家 東北新幹線沿線はヨーロッパ風でおしゃれな田園風景、列車の旅の醍醐味味わえます。

新緑の原生林に朴の木の芽立ち鋭く颯爽とたつ 娘に逢いてはるかなパリに戻りゆく青年が撮る横綱相撲 相撲はインターナショナル、外国人の観客も多い。 こまちの車窓から、盛岡で。屋根の白いのは煙突、まるでエジンバラの風景みたい。 昼天ぷらそばを食べ、…

山の端の日輪田面に映りいてふたつながらに燃えて動けり こまち１４時５６分東京駅発で、田沢湖線に入ったあたりから夕日。車中から撮影。大曲から佳境に入る頃、バッテリーオーバーでとりこみはあきらめ。その分心にやきつけた。 水を張った水田は湖の様。…

ふるさとの豪風関の初日こそ持ち帰らばや升席に観る 連勝を果たせる小兵横綱の仕切り見あぐる腕組みしまま 今回の上京は相撲観戦。とうとう実現しました。娘たちからのご招待。テレビでの観戦のあの世界がある。これは中日で、満員御礼の札。昨日のこと。 朝…

山桜黒く小さき種のみの新生という連山に満つ テレビで桜守の話からの初耳。 山桜は種からしか繁殖しないということ。それで皆色が微妙に違うことを納得。原生林の桜がいよいよ貴重のものに思えてきた。

幾人の母衣（ほろ）背負いたる直実が木漏れ日の下隊列組めり すこしずつ増えてきた。エビネと同居で環境が気に入ったらしい。

竜宮にあそびしままに歳月を忘るる底い男は痴れる 桜色して産卵に寄る５月半島の衆は鯛祭りする 洋石楠花・和石楠花と決定的に葉の照りが違う。無いのである。

野に白き花あふれいて６月の婚めぐりくる鹿は出で来よ 樹下１面の２輪草。

反抗の阿修羅懺悔を知りしより苦しみ多き少年となる 和石楠花は美しい葉も持っている。庭にあって深山にあるように咲いている。 このサクラソウも和製。 グリーンから戻ると大きなつづらならず段ボール。なかにヌードルセット、イタリアのデザインがおしゃれ…

庭の花摘んで水色ばかりなる土曜明るき花かご届く 羅生門蔓、ムスカリ、ミニアイリス、おだまきなどきょうはブルーの花が庭をかざっている。ところにオレンジムードの花かごが届き、昨日から整形外科、整骨院と梯子をしていたので気分転換になりました。肩の…

山脈も村も水田も一斉に青を発する５月の叫び 水田・日本の風景 ムスカリ

暁に夕べ籠めたる月光を解き放しいるチューリップ群 ゴールデンウィークの終わりと同時にチューリップも終わる。 むやみに撮ったのに捨てがたい。

連なれる原生林に山桜濃きも薄きも一斉に満つ あしたには桜ふぶきに青じしの子ら驚いてはねているらん 先日岩手でいい桜を見た、が今日は近郊の山桜。我が家から半径１キロ以内、朝に夕べに走った。新緑とあいまってこの原生林のあやしさに吸い込まれそう。…

和賀町を出でしがついに戻らぬを火の見櫓は幾代か見つる 日本の風景・岩手県西和賀町安ケ沢

１両の列車が花を渡りつつ山峡の里ぬうてゆくなり 日本の風景だなあ。 ドライブの計画が沈没。急に心拍数が上がってベッドに。昼抜きで夕方まで。

ダムの底花膨らんで村人のざわめきが萌ゆ柳となれり 沈みたる村の祭りの歌声が太鼓の声がダムを波打つ ダムの中に村は沈んだが、緑は水の中で生き続ける。カンボジアで遊覧したトンレサップ湖のよう。

狂おしくしだれ桜の揺れやまぬ波動に痛く打たれていたり 早朝１時間ウォーキング、午後は３人づれでグリーンへ。６コース。ワン１、スコア９１。計１５，９７１ｐ、７５２Kcal.

さみどりの草生に桜満開の影を映して陶然と立つ 借景がもの言う。桜ならどこにでもあるのに・・ Norisan and I each went to the hospital.