2006-01-01から1年間の記事一覧
もともとはひとりぼっちがひとりずつふえて4人はわらわれている (ラップののりで) 写真:悪夢のようで。180cmを越すアドリアンの目線で写すと、下半身が縮こまっている。実際は皆これほどはひどくありません。熱波の中、フラフラしながらのグランドゴル…
1本の木と化して立つ君の影落葉の上にのびていく、ほら 写真:香嵐渓 雪景色を眺めながらしきりに香嵐渓の風景が恋いしい。ご当地にすむはりきりseiko-sanも。旅をしてその土地をとりこむことができるのは、人とのかかわりが大切な要因。風景を、遺跡を博物…
大原の寂光院に逢いにゆく法王が聞くやまほととぎす 写真:ほととぎす これは山草の中でも好きな花のひとつ。庭に植えられる台湾ホトトギスとは似て非なる風情。か細い茎が揺れるのがいい。ほんのりとしたむらさきがいい。
はなはさかりをのみみるものかは 裸木の明るい森をすりぬける風のみがるさに溶けるとけてる 写真:香嵐渓散策路 風邪で籠る。賀状も手付かず。どうしよう。
全山が鎮もる伊勢の神宮に瀬音はやさしひとりではない 写真:五十鈴川・伊勢神宮 I catched another cold, I got a cold from my husband, this year's cold are hard to shake off. I don't go out. It'll make my cold worse.
神々が宿る朱のいろ民族の瞳に溶けて生き継ぎにけり 写真:錦木 Japanese don’t like talking about money, however we love money. Why we hate talking abut it, I don’t know. Now I’m thinking about it. There is a word ” Seihin ” in Japanese. Do yo…
「うみ」は「海」と変換された。ひるさがり産みしはわたし君は魚族 写真:表慶館・手摺りとタイル画
宇治橋を渡れば神のましますを鎮まる森をおそれつつゆく 写真:宇治橋 喉が苦しくて結局起きて居間におりたのは早朝4時。日本茶でうがいをし、ルル3錠を飲む。How can I hate sleeping? So I watche only a golf game on Tv.
にびいろのみぞれが松の葉にたまる冬至がすぎて今日からが冬 写真:輪注連縄・二見輿玉神社 どうぞ心当たりのある方はこの輪で身体の部分をなでてお納めください。遥拝でいいかもしれませんから。まずは頭上からだって。You're kidding! 靴下を3足買う。毛…
美しく老い給いける人うたう「病むも狂ふもゆかむほかなし」 写真:表慶館・あかり 未明ベットの中でこの歌にゆきあたりなみだがでた。五島美代子氏の歌の一首。[この道にかたぶけはてし命なり・・・」につづく。若い頃は認めながらも好きな歌人ではなかった…
懐妊のエリスを捨てて帰国せる知性が仰ぐ洋館の窓(表慶館) 写真:表慶館・ドーム天上画 風邪につかれた。喉がイラつく。はやめに休もう。
西洋にあこがれやまぬこの国の系譜かさねて娘はパリを恋う 写真 :表慶館 十一面観世音菩薩に逢いに上野の東京博物館にやってきた。この一角の表慶館が「よみがえる明治建築」と銘打って呼び込んでる。で、拝観。西洋にあこがれた明治の勢いがある。純粋であ…
産み終えし魚ら堕ちゆく海底を冬稲妻が青くはしれり 写真:的矢湾・伊勢志摩ロイヤルホテル12階から Hatahata is the most popular fish with people of Akita prefecture, everybody loves eating it. The fish come to the coastal area of the Japan Se…
天上の彩雲を行くあやうさのような落ち葉のふみごこちかな 写真:香嵐渓の落葉 落葉の森に入り込んで、無理かと思いながらも、シャッターチャンスを探して斜面を上がっている。落ち葉の豪華さは見事。六角堂が何かは気にも留めないで来たが、屋根を埋め尽く…
濃くあわく花より紅き一山のもみじがさそう巴川越ゆ 写真:香嵐渓 11月いっぱいのライトアップがおわった12月4日、紅葉観光のラッシュから開放されてスムースに走る観光バスで到着。紅葉は待っててくれて、落葉半分といったところ。 十和田湖に次ぐ2番…
冬海に黒々とある夫婦岩小さいほうが波にのまれる 写真:夫婦岩 夕茜の空の下に波に洗われて黒々とあるふたつの岩は、5本の綱に結わえられて夫婦となった。古来夫婦は離れやすい存在だったから、こうして綱渡しをしなければならなかったのであろう。しかし…
乳のみに育ちし子豚はサイコウと丸焼きの背にフォークをたてる 写真:伊勢志摩ロイヤルホテル・夕食 今日も晴天。来春を想定して剪定をすこし。小さな運動で体調はいい。屋根屋さんがはたはた、大根、白菜をわけてくれた。今晩はこれらで決まり。 昼は蕎麦、…
テーブルのレモンに朝の陽がとどく4個は家族の員数なりき 写真:れもんは花の気分で買い足してる 小屋の改装が終わって、工事の後をかたづける。鉢の数々も整理して庭は完璧に冬支度終了。この季節にしてはうれしい晴れ。蔦は消えて残念だがいずれ雨漏りで…
うれいつつたどりつきたる青春の鳥居なりかくもちいさくありき 写真:宇治橋 病を得て高校時代、修学旅行は不参加であった。いま当時の級友と旅を重ねている。いつも10代の気分を味わう旅。級友達もわたしもよく笑いころげる。
8トンのシャチがオタリア三頭をたいらげて波打ち際から去りぬ I went on a 8day trip to Tokyo and ISE SIMA. I first went to Tokyo museum to see the Jyuichimen Kanzeon Buddhist saint which is called the “ Mona Lisa of the Orient”, and she is th…
シュトーレンを少し切り取りクリスマスイブまでつづくしあわせがある シュトーレンを小脇に抱え寒風の中にあいたい人がいる暮れ 写真:テータイム シュトーレンはドイツの伝統的な焼き菓子だそう。1ヶ月前から毎日少しずつ切って食べながらクリスマスを迎え…
玉川を飛び立ち雲に吸われしが雪片となりきらめいて降る 写真:白鳥 青い川面をとびたって青空の中に消えていった白鳥は、雪となって降ってくるような瞬間であった。渡り鳥の数も多くなっているような気がする。旅の途中で出会うと、吉祥の予感がしてくる。…
真夜中に突き上げてくるさびしさは耐えがたきもよ母はいまさぬ 写真:干し大根 Many countries have many types of winter food. For example, vegetables or meats preserved in salt, pickle, smoked hum, dry food and keeping meat in cold storage. I t…
その胸に声はりあげて泣きたくも呆けし亡母がいるばかりなり 写真:クリスマスツリーが登場です。 1日中一歩も外に出ていません。深夜衛星放送で折口信夫先生の番組をキャッチ。在学中よりも親しみを覚えた。卒論に鬼の由来を取り上げておきながら、挫折。…
キャンバスの絵の具も死者も変質し時間は乾く方向にゆく 写真:干し大根 雨。きらいではない。初冬の静かな時間の流れにたゆたうのはなかなか。1冊は読めそう。大人のジパングで切符をGET。ここから旅の気分にはいってる。
仕舞いには仏になるという法にいざなわれつつもそわぬひとあり 写真:だいこん葉 庭の枯れ木に鳥の影をみかけることが多くなってきた。先日は池の鯉を見つけたか、白い鳥がやってきた、と言うが、何なんだろう、見てないので言えないが、これからは鳥の来訪も…
秋の陽にものみな乾く音わびしわがやさしさも半鐘づるも 写真:半鐘づる 雪囲い。庭がだんだん片付いていくのは気持ちいい。冬よ早く来い。みたいな気分。
三人の大関倒し普天王の八敗がある不覚と言うか 写真:こすもす 晴天なり。今日明日で庭仕事に目途をつけよう。来春へ無時つながるように。
しんしんと闇の寒さに立ちつくし柿は渋さをとかしてゆくも 写真:柿1本 グランドゴルフのシーズンが終わって練習日になると、体がものたりなさを言ってくる。しかたなく夕べから散歩を再開。今日はこれから本屋さんまであるいていこう。往復40分。6,00…
もう一度死んでくれよと再生を断じて兄をおとうとは言う (なかにし礼) 写真:銀杏。長徳寺境内 「NHK歌壇」を見てたら「待つ」という題で語られていた。三枝さんが講師。「かりん」にお誘いを受けた当時の同人で、清新な作品に引き付けられたが、番組では「…