2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
黄金の美央柳に再会し楊貴妃を恋う皇帝むなし 美央の柳・楊貴妃の眉に比喩された。 太液芙蓉未央柳 太液池の蓮の花も未央宮の柳も、やはり昔のままだった。 芙蓉如面柳如眉 蓮の花は楊貴妃の顔、柳の葉は楊貴妃の眉のようであり(長恨歌)
咲きあいて朝の来訪迎えたりクジャクサボテンなにか言うらし 朝の客クジャクサボテン咲き待つを驚きにけり喜びにけり 今朝の庭クジャクサボテン白紫らん美央の柳客は好める
桜桃を好む少女期すごしたり30日は汝が誕生日 バスケット一杯に盛る桜桃を乙女子汝は驚いて言う さくらんぼが出回っている。佐藤錦をきょうはたっぷり楽しめる。 甘いのはやわらかくなりやすい。キョウコに昨日秋田産をおくったが、酸味のあるのを選ぶ。Wh…
道端にいか焼く媼旅人を湧かせて畳込む土地なまり 媼言う深浦弁にのせられて旅人われは一夜干し買う ???・・お答えします。かわはぎだそうで、はなが咲いたよう。 脚か身かの問題じゃない、マヨネーズか醤油かの選択です。ご存知でしたか。日本人が年間で1…
潮風に清められたるひと竿の烏賊はその身も血も透きとおる 品定め いかすだれを狙って鰺ヶ沢まで。ありました。撮影もそこそこに味見して、買いました。イカスミをまぶしたさきいか。1夜干しのスルメ5枚1,000円。つられてみんなも同じようなものを買…
夕焼けに染まり乱るる花々の行合崎の透かし百合はも 白神山にはニッコウキスゲがよく似合う
北国の夏の青さに染まりつつこころ愛(かな)しく透明になる フラワーアレンジメント行合崎流
断崖に吹かれて種子を放ちたる透かし百合低き遺伝子つなぐ 花探る行合崎に純白のワンピース鷺のごとくあらわる 白神山に訪れの際は、海岸線にも足を運んでごらんください。地中海やエーゲ海の色にもみられない神秘な深さがある。瞬時にかわるのも個性ですか…
人入るを拒む白神山脈にニッコウキスゲ対峙し笑う 撮ることに全霊を捧げてしまった男は撮られることはあるまいと。崖っぷちに三脚を定めているのに凄味が出たかな。
群青の水平線を背に立ちてニッコウキスゲ夏至に咲き満つ 山にニッコウキスゲはつきものだが、深浦は海岸線に自生する。日本海とマッチ。観光用ポスターのよう、深浦町に売り込もう。 崖の下の岩に咲く透かし百合を狙う仲間たち 風景写真の面白さに憑かれて、…
残照に花穂そよがせクガイソウうすむらさきの夜にまぎるる ふるさとの男鹿半島の北限を越えて深浦に椿根づける 挿し木でふやした、年々殖えている マツムシソウに似ているがこちらは木化して、宿根。 グリーンへ・ワン1、スコア88.
ハーブティー汲めばいぶかる朝食にアップルミントセージなど言う 生のハーブティーは今がシーズン。庭に繁茂しているアップルミントを6本、これにセージを1本加えることで味がひきしまる。ガラスのポットに入れ熱湯を注ぎ、色がでてきたらOK.このままホッ…
徹宵の耳にするどくホトトギスさえずりながら森へゆくらし 隣接する公園の一角に専用の花壇を勝手に作って、ただいまはジギタリス、欅の幹とお似合い。 グリーンへ。ワン1(+1)、スコア89.
朝のバラ選りて切りおり汝が亡母の誕生日くるバカラを想う バラ咲いて今朝の勤行汝が母に大きく活けて紅匂う 母逝きてのちに病みたる君が日々せめて善事と癒えてし思えり 吊り鉢で沢山咲いている スプレーばら アーチの蔓バラ 構図を工夫したが、変化ありか…
ほの暗き博物館に白岩の甕燭台ら語りはじめぬ 名前が分かりません、どなたかご存じありませんか。蔓性でアーチに絡んで、石鹸のような清潔感のある香りを持っていますが、そんなに強くはありません。 白岩焼展へ。以前角館で見たことがあったので懐かしくな…
フランスの野中にそよぐコクリコを晶子は愛でて娘は帰化を言う コクリコのせいかも知れぬ留学の娘を奪いたる6月のパリ
虞美人草うつむく顔を撮りながら語る人なき旅をさびしむ 1輪の耳にささやく1輪のポピーともども雨にうたるる 目となって過ぎゆく人のかなしみを虞美人草は見てしまいたり
見はるかす100万本のひなげしを両手を広げ独り占めする すこしずつ記憶とぎれてゆく汝を抱きし胸に100万の芥子 100万の虞美人草の公園に旅人となり雨に打たるる 極楽に迷えるならん100万の芥子咲く園に父母はいますや 絶句・ これにてポピー写真…
クルーズに誘いの電話入るなりウラジオストックと言えば行きたし 久しぶりの庭の花、白2種 久し振りの英会話、行けばまた楽しい カンボジアに出かけたことを聞きつけて、横浜の旅行フレンドから電話。海外旅行も解禁になったとばかりのお誘いでうれしいが、…
幾たびの噴火ののちのはるかなる慈雨を蓄え十和田湖生るる 十和田湖の底い327メートルの下マグマ火を抱く 昨年暮れにシクラメンを車に積んで訪ねてきた父娘づれから分けてもらった。小さな苗で頼りなげだったので、保険をかけて3ポット。そのうちの2本…
幼子は今も昔も諸人に慈しまれて弾んで歩む 花の色とライム色のアカシアの葉色、人々の服装も美しく色彩豊かな町 旧御園マリア園「天使館」(昭和7年建築・国登録有形文化財) 講堂の窓・カーテンの色と外の緑がうまくマッチ,当時の幼子たちはこんなところ…
6月の紅アカシアに戯れて薄桃色のハニーとなれる アカシアまつりで満開、ベニバナは初めて。康楽館周辺で。 康楽館(明治43年建立・日本最古の現役芝居小屋) のぼり
魚住まぬ湖(うみ)の深さを逃れんと漕ぎゆく岬朝靄ひらく 湖畔のあたりには住居があって、生活の舟かな 湖畔の桂、森林浴は科学的に効果が実証されてる。 高村光太郎最後の制作、乙女の像、船上から
朝靄を青く抜け出でカルデラの深きに誘う十和田丸来る 遊覧船 十和田プリンスホテル傍の大川岱桟橋、ここから子の口までクルージング。船上で鶏飯の弁当(大館名産)が出て、津軽三味線の生演奏を堪能。 ] 新緑の中をあるくあるく・・バック姿の3人は同行の…
松原の風にそむける姫小百合おのが背丈の高さに揺れる 現地は松林の中で わがガーディンに置いてみた 花色の濃淡に個性がある。蕾状態で1鉢880円で記念に買ってきたら、薄いピンク色で2輪咲きました 6万本というまで殖やしてくれました 知恵と根気で花…
芍薬を嗅げば白粉の匂い立ち宰相という貴婦人ありや 牡丹が滅んで台木に咲いた。「花の宰相」と芍薬原産国の中国では呼んでいる。ちなみに牡丹は「花王」。 スイスアルプスのウォーキング中に良く見かけた。案の定翌朝グリンデルワールドのホテルの周辺を散…
みはるかす虞美人草の花園にベンチ埋もれて一人はさびし ドレープの裾蹴り狂うカルメンを虞美人草は赤く舞いたり 木の影をついと出できて芥子の園麦わら帽の郷子が駆ける 国営みちのく杜の湖畔公園(宮城県柴田郡・二本松)なんというネーミング。
7月のクルージングよ海峡をイルカとなってふたりになろう 釣り鉢の中で越冬して蕾を上げてこのとおり。コンテナに宿根草をあしらう感覚で、ミニバラの活用を提案します。 釣り鉢からゼラニュウム ブロック塀にワイヤーで吊下げただけだか、道行く人へのご愛…
さ緑に森は息吹きを吹き返しさ緑色に小楢咲きたり ゆりかごにゆられて孵る森の奥モリアオガエル母は待たざる 友人からの情報で、仁別の植物園へモリアオガエルの撮影に、まだ誕生には間がありそう。その足でグリーンへ。大会の後で興奮に包まれていた。チャ…
ブナ林をさ緑色の風の道走り太古の土匂い立つ ブナ林の雪渓青く締まるらし根ほり穴より霧うまれ出ず 山形へ撮影旅行。ブナ林にカメラを持って初めてのこと。湯殿山のあたりとしか・・・600km走行、よかったあ。Tさんとで、先生を二人占め。腰の痛みを…