2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
砂漠から来てサボテンが咲く祖国拉致されし民は隣国にいる 奪われし国民が住む半島を隔てて寒流北に流るる 肉親の義憤をわかちわれもまたなすべき犠牲をいとわぬものを 拉致という不条理をただに耐えいよと言わすまじ親も子もあるわれら 守るべきもの何があ…
くずれんとして傾ける裏口のバラを写してひとりが発てり キョウコが帰って行き、また二人の生活に戻って、疲れがドーッとでた。ノリさんも同じでフラついた。 青年が教え子の母と訪ね来て夢語りいる若さはまぶし 突然卒業生が息子さんと来訪。新宿からバスで…
背後から朝の陽射しが観世音菩薩を母のごとくに抱く(長徳寺境内) 携帯電話を申し込む。近眼のメガネができる。娘が上京というか、帰京。
仏界に7年住まうチチの霊堂内にあり厳しくやさし 法要 六道能化・六道とは地獄道,餓鬼道、修羅道、人間界、天上界、仏界のこと 長徳寺32世文雄大和尚の7回忌法要。ノリさんの誕生寺で、文雄は父。娘も出席。修行を積んだ、というよりも日々修行の生活を…
青き星われと定めて降りてきて両手にいだくたしかな嬰児
億光年の星の青さに打たれつつミッドナイトをハーレー奔る メガネの新調を二人分。 Today, I got a pair of glasses for 10,000 yen, and my husband got one for over 80,000 yen. What is the defference between us? On the way from Kaitenzushi, I got …
遠来の客を迎えて門前のバラのアーチが赤く咲きあう トモコさんのご執心のアーチ、梅雨空にガンバッテイル。いただき。 キョウコ帰る。
100年を迎え3世ほがらかにブラジル人の貌して踊る 咲いた。数年来ブロックガーディンで頑張っている。こんな付き合いはいとおしい。色合いもキュート。 寒流8月号へ送稿。 昨日ダリアの植栽を完了したが、今日はだるい。意欲もない。明日の撮影会は人数…
この花はこれから梅雨の中では厳しいものがあるのだが、庇のしたに優遇してある。 写真雑誌をめくっているとこの道は険しいと実感。めげずに突っ走るか、腕が上がるまで待つか。ブログの危機存亡が迫っています。
純白のほたるぶくろの一鉢を届けてくれし日がめぐりくる ほたるもそろそろ現れるかしら。草の中にさりげなく咲くのがいい。 白色は山で出会うと感服の極み ほたるぶくろは多年草なのかなあ。何年も同じところにいるような、とんでもない所に出現したり、いつ…
鳥の目がするどく捉う熟したるさくらんぼ買う鳥でなければ マスで咲く。大きなそして赤いいろが豪華、真っ盛り。一枝で花束の風情。どうぞ、あなたにプレゼント。 西日で育つ裏のガーデン。花の色彩が全体を引き締めてくれるが、葉の変化のおもしろさが味。 …
透明にナメクジウオがひらひらと無口に泳ぐ人の祖先ぞ いさななら殺したくなるほどまでの悲恋や孤独はなかりしものを 来週はキョウコが帰る復活のパパのメガネを委ねてみよう 逆さに咲いているのは垣根の下で、行き場がないから下に向かった。木化していて毎…
花さけば花の名前を思い出す人を想えば彼の日の言葉 タイム・垣根の下に殖えてます。 フランス菊 毎日花の切れない庭を楽しんでいると、花のない生活はどうなのか怖い。地震で避難所のくらしは不便なことは多いだろうが、心の枯渇は傍からは見えない分共感も…
グランドにウグイスの唱ほめながらホールインワンねらわんとする 黄昏れどきの庭の幻想的な色合い。ひなげしと紫ラン。 クガイソウ・このシーンは欠かせない。殖えている。少女を取り巻くチューリップ、カクテール、クガイソウの雰囲気が気に入っている。次…
1日を咲ききり果つる未央花の化身なり楊妃の恋の顛末 楊貴妃を白居易が言う金色の未央の開花に今朝めぐりあう 花びらにご注意、巴の紋みたい。芯もすばらしい。楊貴妃を形容している。時代を越えて白楽天の見た花を今朝とらえた。
早朝の地震に大きく揺さぶられ逃げる裏庭にバラ赤く咲く 日没が過ぎてテレビは余震言う持ち出すザックつくり眠れず 余震くる情報ながれ四川省の被災がよぎりおろおろといる 足もとのいまだ拙き汝が避難思案する間も地震(なえ)はよりくる 地震に怯えてぐっ…
未熟なる星に危うく住むいのち人類のわれらがもっとも鈍く 山峡の狭き斜面に住む人間(ひと)にひずめなければなえをのがれず 大地さえ動く不安の潜む生変わらぬ母をあこがれやまぬ フランネル草 8:43に地震発生。秋田市で震度4と発表。体感は強くあわ…
軍人の父に負い目をおぼえたる少年はスリになろうとおもう 道端から子苗を引き抜いてそこら辺のプランターに入れて忘れていた。するとこれだった。おかげで貴重な桜草が虐げられた。いい色があたりを明るくしてくれる。 色川武大がテレビで語っている。件の…
水浴びをしてあぜ道の昼顔を飛びとび帰る逆光のなか 夏休みのイメージ。なつかしくなる。
この秋はダリアの華に包まれん彼女は来週球根と来る 花びらを食となす虫潜むらし月見草咲くすこし破れて こぼれ種でかろうじて1輪咲いた ] ブロックガーデンに。ミニバラをプランターに植えっぱなしで数年、肥料だけは忘れない。 道路脇に咲いているところ…
花柄を摘む手をやめて訪う人と介護料また保険料言う 往来のなき昼下がりスイカズラ香る垣根を蝶往来す 夕方の香りは虫ならずとも幻惑させられます。いつのまにか垣根に伸びて道行く人を惹きつけます。
通り魔を裁けと言わば終身か死刑か奴の病知らざる 憎むべき奴といえども殺人を決めし狂気にだれか抗う 瞬間に切られ奪わる不条理の無念を神にすがるも無念 教室に学びし若きそののちの孤独を生きる祖国はありや 学校を終えてさまよう魂を救う力を養わざりき …
無防備に一枚貝は海底を這いずるばかり春夏秋冬 味噌汁は竹の子若布それでよし母の仕草をつぶさに想う 早朝に竹の子を届けてくれたのはSさん。グランドゴルフの仲間。早速味噌汁に仕立てて夕飯に。若布といっしょに。だしが実感できた。おいしかった。明日…
総菜を買う前ちょいと立ち寄って仏壇店に品定めするi 掛け軸みたい。そんな風にたのしまれた花でしょう。ぼたんの台木に使われるらしい。ぼたんが枯れてしゃくやくが咲いたりする。 ノリさんの用事に相伴して行ったホームセンターで青色のホタルブクロに出会…
うつくしく花びらまといバラとなり6月君は少年になる 雨。スナックパインを探しにあちこちのスーパーや八百屋さんへ。もうおしまいだね、と言われた。沖縄産で新鮮な甘さ、食べやすさが気に入ったがもう駄目かなあ。(パインに塩を振って2〜30分後に食べま…
アルプスの6月花の野となりて小道つづけり人も花なり ヤマボウシ シレネ・ブルガリス アルプスの花です。今年は思いがけない鉢から芽を出して咲いてくれた。ご当地では雑草扱いだそう。そういえばグリンデルワールトの道端から種をいただいてきた。アルプス…
午後からは晴れのマークが並んでるなにをしようか結婚記念日 バラ咲いて庭で紅茶を飲みながら風の行方を見つめ合いおり 挿し木で根付いたので名前は落丁。トレリスにうまくなじんでいる。 やはり刺し木で、Teikochanと言っている。彼女が産みのお母さん。つ…
定年の5月の自由イギリスのヒースばかりの丘に吹かれる 種を蒔いて2年目で開花。イギリスのハワースは嵐が丘の舞台となった町。そこの教会はエミリーの父がいたというが、訪れた時はシスター2人が移植べらを持ち出して花の植え替えをしていて、花壇にはジギ…
たらちねの母をかなしみ介護する友はみずからを養生しつつ 1輪ざしは身近に置くのにふさわしい。食卓に飾ってその日の花を探すのも楽しい。そういえばキョウコのいたころは毎朝花を選んでいた。彼女も花が無いと落ち着かないところは似た。いつも花が活けら…
6月の花、つゆくさ。 今月は賑わしい月。結婚記念日、二人の子供たちの誕生日、義父と猫のちーちゃんの命日など。よみがえることを懐かしむ。家族4人増えもしないが幸運としよう。 キョウコがパリから戻って、相棒のVINIちゃんも初めて日本の土を踏んだ。早…