2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Sun. 葉ボタン・はたはた

冬の雷男鹿の海原ゆさぶるに大群の魚一斉に産む 半島に産み放ちたる魚の群れきらめきながら海底めざす 男鹿海に放たれし卵雷鳴を子守の声と聞き初めにけり 冬には冬の華がありました。 今日は宮沢海岸のはたはたがやってきた。実家から。塩をふって焼いて食…

Sat. ゴムの木

背黒なるはたはた口を丸く開けおとうとが釣る冬の死の数 はてなんだろう? ゴムの木かしら。 小春日和。芝の上を動き回りたい衝動に駆られて電話すると、共鳴。3人で2まわり。先日は1.5クールだったから。脚に力が戻ったみたい。ワンなし、スコア93,…

Fri.サボテン

砂嵐に耐えし記憶を秘す棘の誇りなるべし触るるを拒む 手間いらずのサボテンといえどもなかなかこうはいきません。ブルーメッセで Home work. Talk on the subject. Japan lost the war, so once Japanese had lost their pride, what do you think how can …

Thu. アセチレン

秋深し木場の屋台のアセチレン静かに燃えて饒舌にする 屋台でちょっとひっかけるなんて・・男なら仕上げに行きたいね。 アセチレンガスのにおいを強調するのはかなりおとな。実感がないわたしとは一線を画す。初体験しました。 木場の橋のたもとで。同席した…

Wed.球根

ひもすがらまどに広がる裸木に45羽のすずめ出はいりせわし 今年最後の花になりそう。 庭にはねずみ、木にはすずめをはじめいろいろな鳥がくる。さすがに最近はカモシカやまむしの類は見ないが、結構年中来客があって退屈しない。 今日の天気を頼りにチュ-…

Tue.南国の風に

帰化したる若き女性がゆったりと日本語で言うアユタヤの町 温室にして風はない。ああ南国の風にこがれる。

Mon. 胡蝶蘭

ひたすらにひとひらの蝶が飛んでゆく身はかろくありこころ焦がして こちょうらん・シンガポールのラン園の自然にあるような風情を想わせる。あのとき子どもたちもかわいらしかったのに・・ 旅行がままならない今、これまでの体験がいたるところでよぎる。こ…

Sun. VINI・晴天

晴天の予報が出でてあしたには春咲く花の支度こそすれ 美人ね、って言えばご機嫌で、おばさんタイプっだねえって言えば振り向かないから・・と釘をさされた。VINIという名前。日仏語ともにOK.電話でよく挨拶を交わしていたので、初めて会う気がしなかった…

Sat ブルーメッセ.ツリー・シクラメン

かの夏のユングラウヨッホと見まごいぬ雲間にひかる太平の山 ポインセチアの大ツリー シクラメン祭り。2万鉢が今回の出品とのこと。この地区にこれほどの規模の花卉栽培家がいるということ。すばらしい。 香りのあるシクラメンもある。檜のようなさわやかな…

Fri.・落ち葉 

竹取の翁おうなのそののちは知らぬなりけり娘は月に居る いずこより来たりしならん育みて娘さぶしが暇乞い言う 欅の葉柿の葉もみじ吹きだまり嵩の軽さが耀やきにけり 水底に散り輝けるもみじ葉に花ゆるるがに緋鯉あそべり 今年の新参。落ち葉と戯れている。…

Thu.・岩手山

岩手山に籠もりしものをハーレーの匂いを言うか還暦の奴 岩手山・新幹線の車中から・今日は雪だろう。 テレビで奥入瀬の紅葉が流れていたが、今ひとつ鮮度に欠ける、というか、日本1の紅葉の名に恥じる。ただ今年の紅葉はもみじの色がでていないのではない…

Wed.初雪・シクラメン・定額給付金

初雪の白き視界にシクラメン育てし笑顔ふいにあらわる 平年より1週間おくれの初雪とのこと。牡丹雪はやさしい。雪国は好きだ。 雪の中花を積んだ車がやってきた。新種のシクラメン、だがノリさんはこの花の姿を好まない。来春に期待してブルームーンのバラ…

Tue. 伊能忠敬

混血の児とあそんでる白昼夢りんごゴンドラライオン・・は負け 富岡八幡宮の境内に I went to Tokyo on Saturday the week before last and I stayed at W hotel. The following early morning I took a walk near the hotel. So I found a shrine. It is we…

Mon. 椅子

椅子ひとつ水子がふわりと乗っている欅万葉降る昼下がり 充電が日々忙しくも電子辞書デジタルカメラセルホーン持てり 球根の掘り上げ済まぬ気がかりに予報は雪を容赦なく言う 稲妻が次第に近く部屋内を照らしラジオの人と醒めおり 雷鳴がとどろき家を揺する…

Sun. グリーン・鎌倉彫

耀える木の葉草の葉一様に明日は雪に鎮まるこころ グリーンパルの夕日。この時間まで打っている。 鎌倉彫の文様。さまざまな花や紅葉も入っている。これはお手本。 テレビのブラウン管が壊れて取り寄せまで数日要るそうで、相撲はラジオで。これがなかなか面…

Sat. 鎌倉彫

結いあげし小町娘の黒髪を秘めし古鏡の堆朱の妖し 鎌倉彫・合わせ鏡 骨董市での収穫。3代続いた鎌倉彫のお家元が廃業する段になって、放出されたものという。鎌倉彫はもともと女性によって伝承されたと言われる。 立てて使う、スタンドが埋め込まれている。…

Fri. 骨董市

枯れ芝の弾む足裏に血流が押し戻されぬ産みたる虚に 悪天候続きの旅からかえってみると、晴天に向って咲いていた。 骨董屋さんはたいがい骨董好きが高じてこの業界に入るらしい。商品に対する愛着は一入で、実はなるべく売りたくないのが本心。たぶんこのカ…

Thu. 木場・富岡八幡宮

木場の町巡る水路に紅葉の街路樹映し逆さに燃える 木場は水のまち・日曜の早朝町は一斉に住民が総出で清掃。落ち葉拾いらしい。ベルリンではバキュームカーが一挙に片付けて、さっぱりきれいにしていたが、この人海戦術が木場らしい。フランスからの客は東京…

Wed. 唐三彩・ 父と娘2人

カモシカの森黄葉のブナの中浮かれつつ道を見失うまで 唐三彩 父と娘2人 いいなあ娘。もっと産んでおくんだったなあ。娘にアドバイスした、言うことを聞く女の子をたくさん産んだほうがいいよって。曰く、隔世遺伝だったり、母親似だったり、でどうかなあ、…

Tue. ゴールドメダル・memory・同窓会

二人の子育て上げたるわが生徒抱けば30年の空白を言う 横顔を描きし画学生と婚なして疾うに送りし我が生徒はも わが齢恃む生徒も50歳すぎてこの後の逢う日待たるる 30年幼稚園勤務を貫ける男鹿出身のピンクのスーツ 連山の紅葉照らし西の端に陽は自ず…

Fri. サフラン

サフランの蜜吸う蜂のせわしけれみぞれの暇の陽射しを恃む 数輪だが咲いた。この蕊が金に匹敵する値段と聞いたが、来年はサフラン長者をめざして大々的に栽培しようかしら。賛同者がおられれば心強いのだが。 イスタンブールのバザールで仕入れたのは、一級…

Thu. りんどう・New hobby

栗駒の尾根吹く嵐荒ぶ下ミヤマリンドウ根深くあらん この時期に咲く花はまれで色は澄んでいる。 New hobby Five years have passed since I retired, now I have a lot of free time and I possess a large fortune. But I’m not too young to go on adventu…

Wed. 小菊・初みぞれ

たそがれに大きな珠のみぞれ降る吹きだめられし柿の葉さむし 虫も葉も朽ちゆくものは清々し森に畑にみぞれ打ちしく 大統領選の開票はじまる。Mr Obama's speech and this event (the president election) will go down in history. 料理番組は玄米ごはん。 …

Tue. 台湾ホトトギス・赤イカ

上海語次は英語で繰り返し今は不通とセルホンが言う 日本の山ほととぎすとは違う。花も強烈な印象。 外出はせきやまで。赤いか(兵庫産)が入っていて刺身に。白魚は青森産。長いもや真鰈など青森産が多いのにおどろく。 秋田に住んでいると、食材に対する危…

Mon. マルメロ

風邪の喉祖母の秘薬のマルメロ酒舐めて少女は妖しくありぬ カップル、初々しい肌。かおりがいい。

San. 正倉院・ 濡れ縁

敗れたる彼の日の祖(おや)が焦がれしは正倉院の御物と知りぬ 校倉に秘して千年濁らざるガラスの椀をまもる祖国よ 混迷の世をさぶしめば風の声東歌なり民の謡なり ふるさとのけやきの太き梁の家親族(うから)も霊も逢えばにぎわし 小菊。夏の庭師の目を逃…

Sat. みせばや

ふるさとへ続く街道屋敷木のいちょうニシキギ燃え継ぎにけり 紅葉 いい天気に浮かれて、先日の写真を配布がてら追分経由鵜木まで。みやげはたいやきとドラゴンフルーツ。ちびちゃんに見せたくて。追分で昼食。漬物が熟れていて各種貰ってくる。ありがとう。…