美しき塔を仰ぎて夜明け待つクメール王の祈り現わる 乗り継ぎてシェムリアップに降り立ちぬ夜も冷めざる熱帯の地に 未明懐中電灯持参で案内される。刻々と変化する空に吸い寄せられて・・

露わなる乳房豊かなデブァター（女神）に触るれば熱き体温をもつ 中学校の同期生Ｍ君から電話。お互い呼び捨てもなつかしい。 同期会を開くという。男鹿の温泉郷で泊まり込みとは熱が入っている。

石畳歩幅を合わせみ仏に近づいているタプロムの森 ２足歩行は２拍子だが、杖があるとリズムは３拍子？慣れないのでかえっておかしなことになる。不安を押してやってきて正解。この世代に事故、事件は起こりうる、だから恐れないで行動しましょう。 リオンの…

帰りゆく雁のごとくに各地より集い遺跡に旅立たんとす 大方は定年以後の１５人雪の中からカンボジアを恋う 離り住む子に日程を書き置いてシェムリアップに君と行くなり およそ３年ぶりの海外旅行。腹痛や腰痛がうずいて不安、だが、思い切ってＧＯ！この決断…

２０首に５か所の脱字誤字見らるわが原稿の落ち度を恐る 崩れたる石のレリーフ踏んでくる幼女が花のブレスレット売る ブレスレット４個１ドルの売り込み、２個をカンボジア紙幣で買いました。彼女の手にしているのがそれ。いい記念になりました。でも英国で…

駅前の広場を交差する誰も吹雪の中を弾んでゆけり ライフラインはずたずたになるが、雪の不思議な力はなぜか人人を元気にする。 雪国の人は我慢強いと思われている。そのとおりだが、加えて決断が早い。雪間をねらってすべきことはさっとやる。この状況下に…

雪空の雲間に青き空がありイヌワシとなり突き抜けゆかな のっそりと積もった雪景色。これは値段をつけたらいかばかりか知れん。それに夏の水量を約束してくれる。恵みの雪でもある。

成人が一斉に発つ母たりし日を放たるる今日は記念日 汝が命抱き初めにし不思議さの２０年経て母となりたり はらからのわれのみ母の子であれと蔵の二階の窓から眺む 母さんと呼べば葡萄の棚の下ふいに現る汗の匂いす 晴れ着姿に成人式のセレモニーの意義を持…

落ちんとし吹き上げらるる雪片のひとつとなりてたそがれに入る 展望風呂につかって雪景色の山をぼんやりと眺める。突然のウォーキングでギクシャクした足腰を手当する。仁別は春夏秋冬目にも耳にも体にも優しく接してくれる。今日は一番風呂。 こんな調子で…

トンネルを抜け大橋の上に立つ鳥海山の機嫌うるはし 昨日に続き晴天、積雪ゼロ。 ウォーキングに出かけ、昨日は河原で賑わっているグラウンドゴルフを見学、今日は広面方面へ。いずれも６，０００歩前後。遺跡を巡る足腰を整えなくては。ＣＤを２枚買う。杖…

快癒せる汝が二年目を七草の粥のみどりが守らんとする 流しの窓辺で育っている芹を摘んで本当は一草粥。餅入り。正月気分も終わり、で食材も日常に。これまでははたはた、漬物それなりにしこんだ保存食でゆったりと過ごす。生活の知恵を踏襲した。

雪雲り破り番屋に夕陽射しイエローシャトウふいにあらわる 積雪のないのはうれしい。誘ってドライブ。

蜃気楼を見てしまいたりどこまでも揺らめいている干拓の村 蜃気楼晴れて彼の日の湖の出ずるその時少女は待てり

What happen? この欄ははたしてブログに出てくるかどうか。 １月１日のは出てきません。写真ともども困ったものです。

新年の行方を祈る平穏にすこしばかりの移ろいであれ ここ数年賀状をいただいて直ぐに電話を入れる人がいる。ここで１年間の情報交換となる。はがきには書ききれない家族の現況を長々としゃべりあい、頷き合う。 仕事を持っていた時は賀状は人を想う大切な年…

天空の火口に雪を蓄えし日本列島の元朝あける あけましておめでとうございます。大雪を予報されながら、おだやかな朝です。 おや不思議、出ましたブログ。これでよし。