2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
萌黄なる螺髪のごときカリブロを食む健やかな歯を君は持つ 果物に仏頭というのがあるが、それよりももっと釈迦の頭のパーマネント(螺髪)状態チリ巨大地震発生
やすやすと雪の郷里を連れ出して碧きハノイに吾を放てよ フランス領時代の家並退職して、雪が忘れられずに東京から移住した知人が、この正月西表島ですごして沖縄に魅せられた。石垣あたりが快適かと冬の逗留を模索。70代がこうしてアクティブなのは頼もし…
懸念せし申告書なり訂正の呼び出しありてあー無念やな
シャラの木の冬至芽に来て雀2羽忙しく障子に映り消えたり
医師の言う余命を過ぎてきさらぎの15日今日汝が誕生日 如月の冷えるうつつに君を産み母となりたる人の親しも チャオプラヤー川に売りくる果物の中のドリアン王とはやさる(タイ)
降り続く雪に閉ざされ人恋し姉と2人の友に書き継ぐ 今日もまた生きてましたね夕どきに言えば死んでるのかもしれないよ これがまあ彼岸か知れぬと言う人と朝のトーストバターがうまし]
カンボジアに敬意とおどけブランチのかぼちゃばかりの食欲を言う
大方はコンピューターに縁のない同級生が若さ褒め合う この雪に耐えなば春は近からん日脚がすこし伸びて明るし
野葡萄の蔓のハートが雪上にあらわれ君に告げて贈らな
牡丹雪止みたる庭にふわふわとうさぎむささびあまたあそべる
牡丹雪来る青い空仰ぎつつ定期健診に君出でてゆく
6月は汝が誕生日駐在を終えてフランスに帰化の日がくる ポルトガルスペインベルギーオランダの鉄道の旅案内(あない)を恃む ドルゴルスレン・ダグワドルジの名を呼べばモンゴルの風さらい行くべし 申告書投函せしが間違いの記載無いかと胸騒ぎする
柿の木の影うす蒼き新雪に浮かび広がり春の香放つ ト音記号のように門扉の唐草が雪積む庭にあらわれ歌う 声たてて少女のように笑む人と雪に込められ長電話する
笑いたる鬼のまなこを切りたるは無いと瓦師きっぱりと言う
泡盛を汲んで陽気に神々と踊る沖縄はるかなるなり