2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧
定年を果たして4年過ぎにけり4歳児ほどの独立独歩 マニュアルのなにひとつ無い定年の自由ばかりの無重力界 自然繁茂の花壇。なかなかのアレンジメント。単植の良さがある。 3月みそか。年度の大みそか。 新しい年度はいまのわたしの暮らしにほとんど意味…
東京の子等と電話で唱和してグラスをかかげ夜を酌むなり 藤倉の早春。(4月撮影会に参加して、初めて写真の講習会を経験する。どんな風に変わるのか楽しみなので、今の風景写真をいれておくことにする) パンジーを買い足し、コンテナが濃密に。 夕方ポスト…
木漏れ日のひろがる辺り純白の一輪草が野にあるごとし 一輪草・・殖えていい具合。 クロッカス・・掘り上げもせずに指定席です。これは手間いらずの花。小雨で咲きだせないでいます。枯草の中からいかにも早春の風情。自然の様相が好きなんですから。庭の掃…
フォアーボール投げて球児が帽子あげ未だ幼き表情をする 一斉に足どり軽く駈け出して延長戦の守備位置につく パンジー、ビオラ(@68円)などのポットを14個購入。コンテナ作りは午後から。 夏ミカン2回目の宅配便やっと届く。あの味でよし。20キロ送…
びっくりと呼ばれる椰子の本心を聞いたらなんと応えるかしらん 今1度笑顔と言えば舌を出し笑わせ兄は十万億土 朝1番ケトルが笛を吹きだしてなんだか走りだしたいような 天気予報ははずれ晴天、でグラウンドゴルフ。昨日からサンルーラルへ一泊。偶然同泊し…
中国雲南省の伝説の花。咲けば300日は咲き続ける、との説明書きがついていました。 大潟村のグラウンドゴルフ場に、と思ったが雨。 庭には一輪荘が咲きだした。白と濃い紫、好きな花のひとつ。
さまざまな汝が表情のメモリーを映して今日の命たしかむ 生態系公園の温室で開花中。季節知らずの花らしいがこちら大量にありそうでもないので Oh good timing! The water 3 Since the 1990 China’s Yellow River has often seen its water not flowing to t…
萌え草を踏んで駆け出す黒牛の君はビーフというマスコット 生態系公園の貴重なヒスイカズラ。数年前にデビューしてテレビでも紹介されて、話題をさらったのでした。今年はリュウゼツランに王座を奪われましたが、どうしてなかなか得難い色彩です。 雨模様で…
腕時計忘れて来たる歌会にゆったりといて講評を聞く 30数年以来の歌会への参加、1時間で50首は時間不足でも今回は企画が詰まっていたので、工夫された講評だったが、新鮮なひと時を過ごすことができた。 水蕗のばっけ、裏の花壇に咲きだした。萌黄色がう…
ぬくもれるベンチに憩う還暦のふたりが交わす早春の笑み 夫婦の会話 質問・・・ 応え・・・ 陽気に誘われて大潟村へ。ベンチで風にあたって春を全身で享受。こころも陽気でまるくなる。いつまでもおしあわせに・・・春分の日のひとこまでした。 今日は今シー…
春風をメタセコイアは嗅ぐ力億年たもちいま萌えんとす 生態系公園内のアプローチ・メタセコイア並木がつづきます 束の間のひだまりにいてはらからと憩える君の笑声を聞く 笑顔のノリさん、この日程楽しんでいる、兄弟が集まると、二人だけの時よりいい顔する…
シャッターのチャンスに笑まうはらからの横一列に春風やさし 弟がシャッターマン・元気でそろったのでこれ程うれしいことはない春の到来です。兄がいない生家はやたら広さだけが目立つ。でももう失ったものを数えるのはよそう、いまあるものを確かめたらいい…
仰ぎいて高枝切れば啼きかわし真青な空を白鳥かえる 今テレビでイタリアのコモ湖が映し出されている。ヨーロッパ1の深い湖と紹介されている。遠くにアルプスの連峰を抱いて光はいよいよ澄んで、湖の紺碧が強烈。姉とこの湖面を船で案内されて絶句した感動が…
福寿草金のひかりに透きとおりなにか予感が鋭敏になる 今朝みつけました、福寿草。鉢のなかで何年になるかしら、去年はこの花に勇気づけられた。ノリさんに報告して、きっと福がくるからね、と乗り越えた闘病生活。ことしは殖えて12輪になって咲いた。こん…
天空を唸りて昇る竜を産みおとこらの意気いよいよあがる 凧には絵凧と字凧がある。字凧には竜・龍の文字が好んでえらばれる。天に昇る竜こそふさわしいのだろう。これも若美荘の展示会で見せていただいた。堂々とした筆勢に見とれた。天高く昇るだろう。 Min…
大法螺をふいて大凧つくりたる血が騒ぎ出す寒風おろし 大凧展にであった。若美荘の手によるもの。12支の絵がそれぞれの入居者の誕生月のメンバーによって制作されたという。天高く舞い上がる凧に乗ってどんな障害も乗り越えていける思いを乗せて、とありま…
菜の花の花びら集めゆったりとくだる半島の水ぬるむ川 どこより早く桜が咲き、水がぬるむ、伊豆半島河津川は韻からして魅力。来年も一足早い春に会いに行きたくなるかもしれないなあ。 骨董市へ。 浅舞絞りを表に裏は藍染、それを津軽で刺したもの。手仕事に…
早咲きの河津桜の大きなる樹冠を想い苗木えらびぬ 今まさに春場所。横綱が人気を呼んでいる。こちらは桜の横綱。個人のお宅の庭先まで蝶ののようにひとは寄ってくる。人の波にしたがってついてきた。こんな立派な桜が待っていてくれた。何年生だろうか。苗木…
花の下そぞろあるきの列の中われも歩ごとに浄らかになる エレクトラ・・中上健次の生涯、を読んでいるがなかなかはかどらない。とても睡眠剤がわりにはならない。1行読んでパタリととじる。心拍数が上がってダメ。こんな安上がりな本は初めて。読み終えるま…
金色のひかりを吸いし光の実ひかり放てる春をさすらう さんまさんまさんま干されて青く目はひかり店先をゆく人の波みる
おもいおもいにはしゃぐ川べり花の下君の足取りまもりつつゆく AKKOchanからのコメントで、ノリさんの自宅療養が半年過ぎたことを知らされた。入院8か月のあとだから、ノリさんのこの間の試練は傍で見ていても模索の連続である。よく耐えてこられました。一…
吊り飾り仰ぐひとみの初節句想うばあばの手作りの雛 雛人形と一緒に飾られる。一段と華やかさが加わって春の到来がうれしくってしかたがない、といった女性たちの息づかいが伝わってきそう。冬の間中こころを寄せてひとつひとつ手作りするのでしょうか。 春…
菜の花とさくら双璧と言える 桜・菜の花・電車・河津川・空よくばった
川面たつさざ波花とたわむれてさくらいろしてとうとうとあり 1本の河津桜がさき満ちて誰が住めるらんはなやげる家 菜の花の上をリゾート踊り子号はつらつとして駆け抜けにけり 青年のころ伊豆に住みたいと憧れた。いまなら移住してもなんら影響ない。でも本…
さくらさくら春のいのちをふきかえしなんぞ我が背のここだかなしき毬のように 枝垂れざくらのように 王者のように 力強い桜に浴すことができた。これほどしみじみとさくらをたのしんだのもはじめてなら、これほど遠くまでさくらをおっかけたのもはじめて。武…
沖をゆく船も岬も潮風もかすむ相模の春のあおいろ 春のうみ。こんな風景が飛び込んでくるのが旅の醍醐味。踊り子号からキャッチ。1眼レフではないがデジカメは、動いている風景を撮れるのがすごい。 夕方河津桜の苗木と夏ミカンの宅急便が届く。はたしてど…
1輪に1輪春の影が添う河津桜に川風やさし 今年最初の桜は河津桜。踊り子号に乗って行きました。東京駅から直行です。 はじめて見る濃い色と毬状につく形成の桜。吉野桜の印象とはかなり違った。川べりに続く並木通りはのびやかで散策にもってこい。菜の花…
金色の甘夏柑のふぞろいが収穫箱に入りて売らるる (伊豆・河津) やっぱりパソコン万全では・・・ 写真を取り込もうとしたらPCカードアダプタがない。もともとのパソコンに入れたまんまだった。こんなこと配慮できるほどパソコンの達人でないのだから、しか…
今日からは弥生3月吹雪けども恐れるほどのなにあるべしや アルプスに挑みし人の墓所に咲くゼラニューム赤きツエルマット村 少しずつ癒えゆく春を信じ合いアンコールワットの旅をしぞ言う