Wed. 赤い花壇

  ご尊父を送りし後は慈母が逝きせわしく友は御霊となりぬ 


秋の花壇は色が冴えてくる。赤系統は温かみを醸し出している。
先日死亡広告が出ていたHさんは死の前日まで出勤し,国体で生徒を引率したというから、最後まで仕事に忠実だった。
60歳は若すぎるけれども、天晴れな幕引きは、律儀なお人柄をさらに印象づけた。とりわけ愛郷の人でもあった彼は、南秋地区仲間として同僚以上の心情を寄せてくれた。地区PTAで郷里に同行したときのうれしそうで、誇らしげな笑顔がよみがえる。
今日は彼の故郷のブルーメッセの花壇で飾りたい。合掌。