Sun. カトレア

  まんさくの咲く報ありて3月の1日森の雪解はじまる


essay らん
昨日洋ラン展から帰ってデジカメの液晶を覗きながら、確実な変化がやってきたことを感じている。これまで頂いたり、その場のムードで買ったりしながら少なからずいろいろな種類のらんと付き合ってきた。
花好きな方だと思うけれども、花ならなんでもいい、というわけでもない。むしろ嫌いな花もある。らんはその最たるものであった。作り物の極みに耐えられないところがあった。
けれども、今回は違う。花の主張に向き合う力がこちらに充ちてきたような実感がある。
ここ数年生きることに対する不安に翻弄されながら、見失っていたものを取り戻せるような予感がある。その気分とらんとの対峙であった。
多彩な花々を巡りながら、必死にシャッターを押していたようだ。それぞれのらんが醸す香りが充満する中に、むしろ心地よさを感じながらいた。
結果、シンビジュームの鉢をしっかり抱いて帰った。