Tue シンボルツリー

   ヒヨ鳥が蜜吸いにくるそのたびに声をひそませ指して告げたり
  ひねもすを去りて現れすぐに飛ぶヒヨのかお顔みおぼえにけり
  藪椿咲いてくちばし黄に染めしヒヨといちにちかけひきをする



これが庭のシンボルツリーの椿。ヤブの純血種。ここに家を建ててまず欲しかったのがこれ。この大きさの椿を見積もってもらったら電話では当時25万と言われた。ならばと父に頼んで譲ってもらった大木。移植してくれた植木屋さん達に驚かれた。クレ―ン車と5人の庭師が1日がかりで働いた。契約は5万。悪い気がしていくらか上乗せした覚えがある。祝いをかねて1升献上。
ここに居ついて35年、いまは奥の岩つつじとともに春の町内の顔になっている。




Westminster Abbey