Sat.  閻魔大王

              






◎ 雪の到来におびえていたが、今朝はまだ気配がない。バスで駅前までゆく。ランチをして本屋に立ち寄ってこもる準備。
 なぜあんなに東京時代短歌研究会の連中は夢中になったのかと思うくらい冷めている寺山修司の本を昨夜から読みだした。東北と言っても青森の土俗性は秋田とは違う。彼の虚構や目立ちたがりや負けず嫌いは個性以前のものだったのだろうか。そうしなければ生きられなかったんだろうか。文才を言う前に、彼の才能は古今東西の文言を昇華させたこと。そのような文章家は叩かれるのがおちだろうに。