プランターで玄関先に パセリも花 目にとめて話しかけてくる人 つんでゆくひと
ユウゲンの本葬の日。出席のため、昨日マサユキが帰る。馴染んで育った長徳寺とも、これでお別れ。佐々木家は３代続いた。多分妻帯した最初の住職なのだろう。
ここで生まれたのは、義父兄弟２人と、主人たち４人の兄弟。寺も１族で継投するのは安易ではなさそう。というよりは、元来出家とは、独身なのだから、志を持った人が修行してそれぞれの寺に配属されたと思われる。そこで、師匠と弟子の関係がうまれたのでしょう。家庭とは異なり、一生を貫く教義の世界がそこに展開されてきた。
