Sun..32203

  県政のなにに責任もたさるる老いゆく明日に票をゆだねる  
  年金の身に新税が加わるを受け入れ難く投票に行く
  投票場に向かうは大方リタイアのカップルらしくはつらつとして

 結局入院患者は投票できない。こんなことは無かったのだが、夫は棄権。
 主治医が出勤しているという電話がきたので、検査結果を伺いに。説明によると副作用はでていない、腫瘍は小さくなっていて順調に効果がでている、来週には放射線治療のために転科となる、旨のこと。ベッドに戻ると夫は隠していることは無いんだろうね、と言う。不安なんだろうなあ。打ち消すために夕方6時の晩御飯にまにあわせて惣菜を持ち込んで再度病院へ。でも少し元気がない。彼に付き合いながら、これって夫婦愛なんかじゃないような気がする。姉が入院したときも、兄が手術をした時も毎日出掛けていった。出すぎないように気遣いながら。いまはわたしの出番だから、存分に動ける。命に直面している人の前ではだれでもできる限りの手助けをするのではないだろうか。