Thu. 木場・富岡八幡宮

  木場の町巡る水路に紅葉の街路樹映し逆さに燃える

木場は水のまち・日曜の早朝町は一斉に住民が総出で清掃。落ち葉拾いらしい。ベルリンではバキュームカーが一挙に片付けて、さっぱりきれいにしていたが、この人海戦術が木場らしい。フランスからの客は東京のきれいさにびっくりなすった。そういえばあのパリでは犬の糞に泣かされたものなあ。
  狛犬と仏と甕が足もとに並べられたる境内の市

  富岡八幡宮の骨董市から狛犬
リオンからの旅人いわく日本は美しい国、だそう。京都ならいざ知らず、東京の印象だから、自信を持ちましょう。
今回は木場へ。水の町。夜の明かりが水に映るのは幻想的。東京よりもむしろ江戸の風情。東京は案外戦前の情緒が多い。我が家のある下高井戸なんかもそう。鰻や、刺身や、コロッケや、煮物やなど古くからのおかずやさんがはやっている。古着屋さんがいつも賑わっている。一見さんを寄せ付けない寿司屋も回転ずしやもある。住めばまた離れがたいのが首都。海外からの駐在員は大方期限の延長を期待するという。