Sun. スタンド

    
東郷神社の骨董市は日曜日であった。早朝出かけて掘り出し物を狙うのは、骨董好きの真骨頂。だんだんそんなものに出会うわけもないので、ある日の獲物はこれ。トップは薄絹張りを和紙に張り替えてしばらく東京の家で重宝していたのが今回我が家に。
中世の都市に手立てして暮らすフランス人を垣間見た娘の知恵が伝染。庭のこはぜのジャムや、セーターをリフォームしたクッションなどに目がゆく娘である。娘夫婦の友人は諸外国にいて、なにより築40年の木造家屋の畳や障子を、ピュアと叫んで喜ぶ外人さん達である。、二人が住んだこの2年間は多国籍の泊まり客で賑わった。時にはパスポートを無くして困っていた成田てであった旅人だったり、自転車で都内を回っているグループが居ついたり、聞けば驚くことが多かった。