Sat. 地震 ・ 停電

  もろもろの虫の感性わずかなる地温を知ればないを生き抜く
  蝋燭の炎にゆれる陰背負い停電の間の余震に怯ゆ


昨日は雪。停電で暖房なし、IHの台所で炊事不能。電話、パソコン不通。水道は生きている。水洗トイレが使えるのはこの状態で救われる。
余震の中で凍死、餓死の恐怖に陥る。とにかく昨日たっぷり煮た、ふき、ぜんまい、むすびこんにゃくに生きた心地がした。これらにノリさんの食欲が喜ぶのにほっとする。非常食には食傷気味。避難所にいる人々のストレスはいかばかりか。




被害に遭われた方々のご冥福をお祈りいたします。
ろうそく3本の下で余震の合間には雑誌や新聞を読み、余震が来ると消しては逃げる、の繰り返し。
コンビニは閉店し、人数を限定しながら手動の会計で対応。生活支援の役割を担っているという。しかし乾電池、おにぎり、弁当、パン類は即売り切れ。
ご心配して下さり、電話、コメント、メールなどのお見舞いありがとうございます。ほんのちょっと前に電力の供給がありました。電話、パソコンが回復。
秋田は大きな被害はない模様。まだ余震が続いて不安です。いろいろ混乱していますので、落ち着き次第整理いたします。
わずかに聞き取れる程度のラジオから流れる地震情報に、枝野官房長官の声を聞いた時はホットした。日ごろ聞きなれた声は親戚の若者に連絡が取れたような安ど感。
彼独特の早口は封印して、丁寧に語りかけるような口調にいい意味でびっくり。こんな話し方もできるんだ、誠実さが伝わってくる。彼は東北大の出身なので、仙台は馴染みな土地柄なのだ。これが、以前の官房長官の誰彼だったらどうだったろうか、と思う。