Sun.  地震はつづ く ・ 微笑みのらん

  映像ににぎり頬張る被災者の互いに何か語り会うあり
  逃れきて避難所に会うひとびとのしばし孤独のさびしさ癒えよ 



1輪のらん。はなの微笑みをこころに受け止めて。
ただ今、NHKの討論会、「巨大地震、M8.8(9,0)政治の対応を問う」各党の力量をたしかめようか。野党の立場では提案の方途は与えられていないのか。批判のみの野党に生み出すものはなんにもない。分析や今後への方向性は後にしてくれ、今日は被災者への対応を語ってくれ、希望をあたえてくれ。

diarry 地震状況
・姪のサトコちゃんが立ち寄ってくれる。若い人の運んでくる元気は心強い。お土産の赤玉たまご美味しいだろうなあ。広報活動だと言ってシャメで二人を撮ってパリのキョウコに送ってくれる、と言う。思いもよらなかったアイディアに感謝。
・昨日は早朝から弟が見回りに。午後には甥のイサムちゃんが。すっかり老人の危険所帯に。そうだろうなあ。みんなの視野に入って守られているのは心強い。ありがとう。
仙台市に住む姪のアキコは新築の家が崩壊して、1晩友人の家に子供2人と過ごさせてもらったらしい。今は避難所に。夫のカズユキさんは秋田に出張中で、実家に2泊して、車で発った。ガソリンが買えなくて、今朝まで待機。道中無事であってくれて、とにかく避難所までたどりついてほしい。
・知事の佐竹さんはお向かいさん。見回りにでも来たのか、道路で立ち話をする。電気の回復を喜んだら、まだまだ安心は出来ないし、灯油の供給は潤沢とは言えないらしい。食料品も流通がどれほどまで円滑に回るか見通しがたたないと、油断できない裏事情を語る。
・東北各県の死亡者がおびただしい中に、秋田県からの報告はない。津波の被害から免れていることと無縁ではないのだろう。従来秋田県津波がこない、と言われてきたが、必ずしもそうでもない。昭和58年5月の日本海中部地震で死者を出した男鹿半島の例がある。