Sat. やまおだまき


日本の山野のおだまき。得も言われぬ味。西洋おだまきの丈だが派手さが抑えられている




ゆきやなぎ、ではなくてこでまり
essay
庭の格調
池のほとりに自生したやまおだまきを抜くべきかどうするか、悩んだがそのままにした。花そのものは気に入ってうっとり眺めているが、池との相性がいまいち、と言うか格調を下げる。
こんな具合で、突然あらわれる草草には悩まされ、大概そのままにする。結果的には草の庭になる。生け花でもそうだが、如何に枝を整理するか、花や蕾を掃うかが腕の見せどころ。この大胆さを身につけることが大成するかどうかの分かれ目。優しい私にはつらい才角であります。それでは華道の師範では身をたてることは叶いません。
フリスビーのワールド大会にやってきた大学生の娘たちが、庭でバーベキューをしながら、日本庭園と思えばアーチにバラが咲いていて一貫性がないなあ、だって。ズバリそうだが、それでなにか?って感じ。庭師も本当はしかめっ面をしていることはわかっている。