Sun.ミセバヤ

  神楽坂の割烹“海”に群れあいて夜光貝食むあかり飲み乾す


みせばや・・ブロック塀の上で華やかに秋を呼び込んで、道行く人を送り迎えしています。
上京8日間。東京の家の軒下にコスモス2種、葉牡丹、キンギョソウプランターにお花畑をつくってきました、が娘が帰国するまでの2週間ばかりが気がかりでした。でもお向かいの奥さん、お世話してくださることになりました。花は都下の人脈も作ってくれます。
今回W高校の同窓会東京支部会に参加する機会に恵まれました。40年前のW高生の、子育て孫育てに奔走している姿を垣間見るようで、心拍数があがりました。種を播く作業が学校生活のすべてだと心得てきましたが、収穫途上を確認出来ましたのは、得がたい体験でした。
在職当時苦手なひとつに成績順位をつけることがあった。一過性の成果にすぎないものを有難がっている現場に苦しんだ。授業の習得にも早稲と晩生があることを経験していたから。しかしそれ以外の評価を持たないのも現実である。自立する力を、生き抜く力を習得するのが学校であるべきだと信じてきた。彼女たちはその力を確かなものとしている、と嬉しかった。
また私の高校時代の級友が集まってくれて、こちらは神楽坂で晩餐会。本郷在住のキョウコサンは粋なお店をいつも選んでくれる。皆さんはアメリカ旅行の脛巾ぬき、本来ならばご一緒したはずがあえなく置き去りに。まあ機会待ちと致しまして。長旅にもめげずに次回はスペインなどと口走る彼女たち。恐れ入ります。
今朝はNAGAHAMAでモーニングセット。おしゃれなカフエでまだ東京生活の気分。その足で退院の姉に顔見世。ノリさん新幹線での往復と東京ぐらし8日間を見事完結。夜の交友も復活。
帰ったら、床の間に3輪の白いカサブランカが開いていた。花の下には両親や弟の遺影を朝鮮机に安置しているが、ともども留守を守ってくれました。