Thu. マーガレット

  万本のマーガレットと川風に吹かれ少年がボール蹴り揚ぐ


dry riverbed of Asahikawa




diary
今年初めてのアゲハ蝶がやってきた。黒アゲハ。大ムラサキつつじのあたりを飛んでいる。
essay 先入観
好きな人はいないのかい?東京時代、親代わりの叔父に聞かれて、いるいる毎日素敵な人にであっているもの・・でも夜には忘れてる、という具合で多情な青春時代。思いこみがはげしくて、先入観で人に出会う。いまだにこのフィーリングは同じで、めったにはずれが無い。というか、面白がってひとに向かうから、相手に区別がない。
在職中PTAの会で、恋人を殺して囚われ人にある歌人は理解できるが、万引きをする人は分からない。と言って痛い目にあった。愛の極みで殺した男の前に、万引きをゲームのように楽しむ風を憎んだ時である。地元の小さな新聞社が取材に来て、先生は殺人を生徒に教えるのか、と言ったインタビューであった。
高校時代の一時期のやんちゃだから大目に見てもいいのではないか、と言ってくる場合がある。無力感に落ち込むのはこんな時であった。
行為を憎むことはあるが、だからといってその人を排除することは稀である。先入観が悪いのではなくて、レアなのだから。