Thu. キチガイナスビ

   あいつらが待ってるからと霊迎えけんか七夕復元なせり (気仙沼


     
diary 
☆ 3月11日の震災以来、涙線が緩みやすい。
長崎の被爆66年の祈りに参列した被災地の中学生が、長崎のようにいつが復興を遂げたい、とメッセージを読んだ。なかなかはかどらない復旧復興の作業に、政治の不毛を嘆いていたが、現地の人々の見つめるところは違っている。
必ずふるさとを取り戻そうという執念に感涙。しかし先は永く現実のすさまじさは計り知れないに違いない。当代はのみならず、2代、3代と引き継がれてゆくプロジェクトなのだろう。決意のほどが、未来ある若者に炎のように燃えている。選択肢は他にもあるだろうに。 
この年にして、物の溢れるくらしを捨てて、簡素な快適さを知った。