Sat. 撫子  原爆投下・広島







              新刊・詩集・句集
              
              寺田 和子著・七時雨(ななしぐれ)



              
              藤井 カノ子遺愛句集 けいとう
              山小屋の霧の滲みゐる布団かな 八十歳

              祝辞みな晴天讃え運動会    七十五歳 

              トマトルー作りすぎたり終戦 



晩ご飯

茄子漬ご飯


◎ 今年は秋を待たず梅雨の前後に著書を送っていただきました。七〇代八〇代の女性のご本です。文章の力に動かされるのは小気味良さがあります。継続なさる皆さんの芯棒を見る思いです。
 

◎ 竿灯まつり最終日。昼竿灯の競技大会も緊迫感があるので行ってみようかしら。

◎ きたえる〜むの月曜日の振替を頼んでいたので午前中トレーニング。リハビリ。

◎ 今日は広島に原爆が投下されました。
 70年前のことです。不条理な死を、その後の苦渋の生から逃れられなかったことをどう受け止めたらいいのか分からないのです。
 きたえる〜むで出会ったNさんは13歳で被爆された方。同級生たちの中でわずかに生き残ったお一人だそうです。遊学の東京で出会った5歳下のご主人も被爆者で、反対された挙句に結婚したと語ります。両家の家族もみんな被爆から築き上げた戦後なのですね。
 40歳まで治療を続けられて、女の子に恵まれ、いまはお孫さんがいる穏やかな日々を過ごされていることを伺うと心底嬉しくなります。
 いかなる国の戦争もいかなる理由とも認めません。憎みます。
 秋田市原油が算出されていたので、最後の爆撃地になりました。焦土と化したし、死傷者ももちろん出ました。
 小学校の同期生には、父親を戦争で亡くした友人が何人もいました。私たちは24の瞳の子供たちにあたります。
 施政者の知性の鈍るのを常に糾弾し続けます。そのためにもマスコミの健全な仕事を切望します。実はここが一番怖い。

たたかひは永久にやみぬと たたかひに亡せし子に告げ すべあらめやも  釈 迢空

ひとりごと
焼け死んだ父さん母さん姉さんが むごたらしくって可哀想で 泣いて許りいたけど 今では幸福かも知れないと思う 
福田 須磨子 (長崎で被爆