Tue. リンカーン
映画
ダニエル・デイ=ルイス シネマパレで
おのずからひかりはなちて昼下がり濠にあまたの蓮咲きくずる
いちまいのはすのはなびらひろいあぐうすべにいろの少女期まぶし (玲子さん)
一人住む老爺干したる3枚のシーツかわけり子らは帰りて
☆ 映画を英語で見たくなっていたところにお誘いがあって、楽しんだ。
ビビアン・リーのシリーズをDVDで見ようと思っていたが、アメリカ南部つながりで風と共に去りぬがよみがえる。アメリカは未踏の地なのだが、ホワイトハウスを舞台に展開してきた歴史は現代を包括して目が離せない。
早い機会に行ってみたい。自由と平等をわたしたちの国はこれほど切望することは無かった。
母国は原爆を投下されて、敗戦後アメリカを心底憎むことをしなかった。むしろ同盟国としてかれらに助けられて民主主義を手に入れた。
英語を導入し、大きな車と大邸宅のくらしは目標となって、子供たちを育てた。コーラとハンバーガーのくらし。母国はリトルアメリカと化した。
以来私たちは強いアメリカの傘の下に安逸をむさぼっている。アメリカの国債を買い、防衛をゆだねた脆弱な祖国。
アメリカはしかし今テロにおびえる不安定な状況下にあり、経済もままならないでいる。わたしたちは真の意味で国の体をきづくべきである。自立した国を。