Wed. つくし

MYGARDEN
        
        とさみずき   



        
        
        洋しゃくなげ




                     
                     白いくろっかすもさいて



FOOD
        




        


野性の力
☆ 和食の達人中東久雄氏は毎朝大原に食材を探しに通うとテレビで言っていました。野草の力をいただくという。
 我が家のあたりは大原のような里山や田園がひらけているので、まねしてつくしを発見。あたまをかじってみるとこれが少しも抵抗がありません。
 生でいいのはそのままで、灰汁や舌触りが悪いのはゆでるとか焼く。もっと気になるのは揚げる、と仰る。なるほど、蕗のとうやらなにやら野草はてんぷらと決めていましたが、これは一考の余地がありそう。
 ぬたや胡麻和えだってそう言えばありました。庭にあって雑草あつかいの草ぐさを見つけたら・・と思うと腕がなります。
☆ 伊豆でいただいたきんめだいの煮つけは、甘辛い汁と値段が旅の思い出です。
 いま男鹿半島はなめたがれいが美味しい季節。ふっくらと大きな卵巣が溢れていた2切れを煮つけてみました。たっぷりのおろしと茹で野菜をそのたれでいただく。これが春の味なのよねえ。
 男鹿半島の沖には、ベニズワイガニの住みかがあるし、トラフグだって放流して漁獲高を誇っています。けれども秋田人はこれで観光客を誘おうといった魂胆ははなからないのよねえ。
 難民と一緒にベトナムから来たナンプラーは市民権を得ていますが、もっと古くからあった地元の漁礁のしょっつるはそこそこに知られる程度なのよねえ。秋田人って秋田人って。愛すべき県民なのよねえ。