Sun. 白い朝

  ルビー婚あけて真白き草花が様々咲いてふたり住む家







     
diarry
ルビー婚を迎えた昨日は久しぶりにおしゃれをしてご飯に出かける約束が頓挫。
池の浄化槽のメンテナンスに昨日から取りかかったノリさん作業が進まないのに、夕方は雨に降られ風呂に入ったらもうどうでもいい気分。弟が届けてくれたマガリダケのタケノコを焼いてメーンデッシュ。彼好物のメヌケの粕漬けを焼いて、様々なつけものを並べたらテーブルはにぎわった。こんなのがいちばんだ、と喜ぶが、外食もしたいな。
40年前放送業界は右肩上がりの好景気であって、ノリさんの会社も例外ではなかった。ボーナスの労使交渉で、要求以上の条件が提示されて、週刊誌の話題になる有様であった。地方の小都市では右に出るものがなく、同僚の社員はお互い伴侶を社内に決めていた。
そのコースを辿らないでこちらの糸を手繰った訳を聞いたら、どんなに今が良くても会社であれば不景気に見舞われることもあろうから、共倒れになることは避けたい、といったようなことを言った。
曹洞宗の寺の長男として生まれ、仏教学部を出ながら、寺を飛び出したい人の結婚観におどろいた。たしかに40年を経てみると業界をとりまく環境はきびしい。家庭的にはあの一言で十分。