Mon. グラジオラス3

  病棟の湯船にもたれ陶然としんでもいいと言う君がいる
長い闘病の途中、ようやく介護の手を借りて入浴を果たした時のこと。無心に喜ぶ痩せた姿に体の奥から涙がでた。ここまで快復できたのなら見送ってもいいという気がした。突然襲ってきた病の苦痛の中では逝かせるわけにはいかなかった。 
     

この花は手に余していたところがあって、すこし無愛想にしていたが、花の端境期ゆえにカメラを向けることたびたび。タイミングさえ合えば、いい姿をご披露してくれるのを発見。色どりに味がある。来年は積極的にアレンジしてもいい。そう思って見ると、田舎の広い庭先に畝で咲かせてるのは見ごたえがある。きめた。
ギリギリ様子を伺っていたアメリカ行きをキャンセル。次のチャンスをねらおう。シニアの留学のことを知った。1〜2ヶ月単位でありそうで、現実味を帯びてきたぞ。今の状況で出来る範囲のことを実現させることの知恵、試されるなあ。